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長崎から原爆記念日によせて

2026年8月6日(木)

長崎81回目の原爆記念日によせて

8月になると長崎では必ず「平和のメッセージ」についてのニュースがとりあげられる。もちろん、8月だけでなく、一生涯、毎日、生活の規範として考えていかなければならないことなのだが・・・今年は没後75年を迎えた「永井 隆」博士について長崎新聞(2026.8.3)が取り上げていた。彼は自ら被爆しながらも、被爆した人たちの救済にあたり、病床にあっても愛と平和の大切さを訴える多くの著書を遺した方である。筆者は幼いころから永井博士が病床に伏しておられた「如己堂」の近くに住んでいたので、たびたびそこを訪れ、お二人のお子様と近しく遊んだことを思い出す。その業績や病床にありながら、執筆されているご様子や、また何にもましてお二人のやさしい父親としてのお姿を拝見して「この方は聖人だ」と心では思っていても、カトリック教会でいう{聖人}とは結び付いていなかった。それが、この度フランスの小さな村で、永井博士についての展覧会が開かれ、大勢の方が博士の偉業と徳をたたえ、列聖の動きが始まっているという。しかし、『長崎では博士の『燔祭論』(原爆で死亡した浦上地区のカトリック信者は世界平和の犠牲として神のいけにえとなったとする博士の宗教的な思想)が被爆者の怒りの声を抑圧し、米国の原爆使用を免責したと論じられた。』(長崎新聞より抜粋)教会として今から列聖の動きが始まるとしても、彼の燔祭論は私の信仰に深く根ざしているので、私の中で彼は聖人であり、このような世の中だからこそ、「愛の人はすなわち勇の人であり、勇の人は武装しない。武装しない人は戦わない。」との彼の言葉を実現する社会になるようにと祈っている。(M・F)

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